中央アルプス前衛 長畑山(1612m)、近江山(1447.1m) 2015年11月21日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:26 林道分岐(駐車場所)−−8:01 作業道入口−−8:19 斜面取付−−8:42 尾根に乗る−−9:43 長畑山(休憩) 10:04−−10:23 1545m峰(大長谷林道分岐)−−10:28 1552m峰−−10:48 1515m峰−−10:59 1460m峰−−11:10 近江山(休憩) 11:32−−11:36 尾根分岐−−12:00 林道−−12:01 小横川川沿いの林道−−12:17 林道分岐(駐車場所)

場所長野県上伊那郡辰野町
年月日2015年11月21日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車可
登山道の有無無し。ただし長畑山〜1552m峰まで造林作業道あり
籔の有無ほぼ無し。長畑山山頂付近のみ背丈の笹の他は問題になる藪は無い
危険個所の有無無し
山頂の展望長畑山:展望なし  近江山:北側に少し開ける
GPSトラックログ
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コメントDJF氏のルートを少しだけアレンジし小横川川沿いの林道を起点に時計回りに周回。久しぶりの山行で足が重かったが傷口の痛みはなかった。思ったより気温が高く寒くはなかった




林道分岐に駐車、出発 釣り堀
堰堤 林道上に沢が流れた場所が目的の尾根末端
尾根の少し先で歩道入口発見 歩道2号線
歩道はあまり標高を上げず西へトラバース 道を離れて上を目指す
かなりの急傾斜をよじ登る 尾根に出た
1260m標高点 刃物跡
1260m標高点先の小鞍部。道が越えている 唐松植林が続く
標高1400m付近 標高1530m付近で低い笹が登場
長畑山山頂(最高点)。やや深い笹 最高点の僅か西側に山頂標識あり
主稜線を北上 意外にも明瞭な道あり
1545m峰の案内標識 西(大長谷林道)方面。道無しだが目印あり
1552m峰 1552m峰の御料三角点
1552m峰より先は道がないが藪も無い 1515m峰
熊棚 熊の木登りの爪痕
1460m峰 近江山山頂
近江山山頂 小学校の学校登山記念碑
樹林の隙間から見た南八ヶ岳 山頂は北側の展望あり
1420mから東尾根を下る 延々と茸止め山テープが続く
掘れた道 あちこちにある
最後は急斜面 茸取りの道入口
林道 廃屋
宿ノ平のサイカチ。サイカチとしては国内有数らしい 解説
林道沿いは廃屋が多い 車到着


 中央アルプス中心部は全ての山に登ったが周辺は未踏がある。その中でも標高が高い山がまとまっているのが辰野周辺。黒沢山から北東に落ちてくる尾根上の山はほぼ未踏で地形図では破線はあるが実際には登山道はないようだ。諸沢山の足の怪我以来久しぶりの登山となるが、このエリアならリハビリに適度な標高差であり藪の深さもそれほどでもないと予想され、雪が来る前に登るにもちょうどいいだろうと判断した。

 初日は長畑山と近江山をつなげて周回コースとした。なお、尾根続きの穴倉山は既に登っている。地形図を眺めて横川川側からにするか小横川川側からにするか考えたが、尾根のつながり、車道の配置は小横川川側の方が良くて効率的に周回ルートが組めそうだ。藪の濃さの可能性としては北斜面となる横川川側が有利だが、このエリアのこの標高なら笹の濃さはそれほどではないだろうから南側でも許容範囲かな。

 一応、登山道が無いかのチェックでネット検索をするとDJF氏の記録を発見、雪のある時期に登っているが登山道はないようだ。ルートは小横川川側からの周回で、長畑山の南側ピーク肩北東に落ちる尾根を登って近江山の南肩から東へ落ちる尾根を下っている。一筆書きに歩くためこれをちょっとだけ修正して、下りは近江山を越えて1420m肩から東へ落ちる尾根を選択した。地形的にはDJF氏が下った尾根より簡単そうだというのも理由だ。

 長野市からこのエリアまで道のりで約100km。東京から甲府盆地東部くらいの距離なので劇的に近くなった。一般道で行ける距離だが睡眠時間確保のため高速道路を利用。でも\2000かからないのだから東京にいた時と比較すればこれまた劇的に安くなった。塩尻ICで降りて国道153号線を南下、小横川川沿いに入って集落を通過して宿ノ平の先の林道分岐に到着。ここは広いので駐車しても迷惑にはならない。林道には誰も入ってこないので熟睡できた。

 翌朝、さほど冷え込みはなく朝飯を食って出発。天気は晴れ、藪があったら朝露で濡れているかなぁ。ロングスパッツをザックに突っ込んでおく。まずは標高が高い長畑山を目指すので上流へと林道歩き。すぐに立派な建物が登場、釣り堀らしい。こんな奥地にあるとは驚きだ。大きくカーブして右手に堰堤を見てその先で立派な橋を渡って左岸側へ。林業作業道と思われる道の入口には「歩道」と書かれた杭あり。笹が刈り払われた道で、もし長畑山までこんな作業道があれば楽勝だろうなぁ。

 目的の尾根末端を見落とさないよう注意しながら進む。尾根手前に明瞭な沢があり、そこには堰堤があるはずなので分かりやすいはず。その沢は路上を水が流れていてすぐに分かり、地形図通り堰堤もあった。ここで間違いない。尾根末端は笹に覆われた唐松植林の急斜面で突っ込むのは躊躇されるため、もう少し先に進んで様子を見ることにする。先ほどのような作業道があればラッキーだと考えたが本当に作業道入口があった! ただし素直に上を目指してくれるかは不明だ。でも最初から笹藪に突っ込むよりずっとマシなので入ってみる。最初はジグザグに登ってくれたがやがて巻道に変わり横移動。たぶんこのまま横移動が続くと判断し、笹が終わって灌木に変わった斜面に取り付くことにした。

 ここを上に登れば目的の尾根に到着するので適当に上を目指す。途中で灌木が切れた歩きやすい広い谷地形に出たが、ここは1260m標高点から落ちてくる谷だったが現地ではトラバースでどこまで進んだのか判断しかねる状況で、その一つ西側の谷かと考えた。その場合、谷を登り続けると最後はかなりの急斜面になるので谷を登らず早めに右に進路変更して尾根を目指した方がお得だろう。

 徐々に右に寄りつつ高度を上げるとかなりの傾斜に変わってきた。でも木がわさわさと生えているので掴まりながらジグザグに登っていく。久しぶりの山歩きで足が重く傾斜が堪えるので意識してゆっくりと歩く。植林帯で古い間伐材が放置されて邪魔だ。

 尾根に乗ると傾斜が緩むが道は無し。でも藪は無いので歩くのに支障は無い。ここが目的の尾根なのか枝尾根なのか不明だったが少し進んで短い平坦区間が出現、高度計を見ると1230mで地形図を開くと目的の尾根の地形に一致する。この上、1260mでもう一度平坦区間が出てくれば100%間違いなしだ。露岩混じりの尾根を登ると1260mで平坦区間が登場、これで目的の尾根に乗ったことが確認できた。

 その先に小鞍部があり、明瞭な道が乗り越えていた。もしかしたら登り始めだけ利用した作業道を辿ればこの鞍部に出られたかもしれない。尾根上にはこの先にも道は無かったが相変わらず藪もなく歩きやすそうだ。麓からずっと唐松植林が続くが既に落葉している。この先は地形図で崖マークがあるが実際には露岩はあっても危険個所はなく、歩きやすい地形と植生が続いた。この尾根は利用価値が高い。

 標高1530m付近から膝丈の低い笹が登場するが、この程度では全く支障なし。今年は北志賀の根曲がり竹で鍛えられたからなぁ。1600m峰も低い笹に覆われた唐松植林で道は無かった。この先が長畑山だが間もなく山頂というところで笹の背丈が高くなり人の背丈と同じくらいになった。さすがにこれは鬱陶しいが濡れていなければ簡単に漕げるレベルなのでまだまだ許容範囲だ。

 笹を分けて最高点に到着。長畑山だ。最高点は笹藪だが西に僅かに下った場所には立派な山頂標識が立っていた。しかし他に標識は無く主稜線上に僅かに道らしき筋があるだけで低い笹原に覆われていて、山頂標識だけがやたらと目立っていた。どうもここには正式な登山道は通っていないようだ。山頂でしばし休憩。予報と違って稜線上はガスがかかっているが、林道歩きでは晴れていたので天候が悪化することはないようだ。

 休憩を終えて近江山へ向かう。太い主稜線を北東へ下っていくので迷わないだろう。下り始めの最初だけ低い笹で道があるのかないのか分からない状況だったが、少し進むと稜線上の笹は明らかに刈り払われて明瞭な道に変わった。登山道ではなく作業道だと思うがどこから上がってくるのだろうか。

 1545m峰では分岐標識があり左手(西)に向けて「大長谷林道」と書かれている。横川ダム湖上流側から上がっている林道のことだろう。ただしその方向には目印はあっても道は無く読図で尾根を辿れということだろう。

 1552m峰では久しぶりに見る御料三角点。そして明瞭な作業道はここで終わって主稜線上はタダの唐松植林に変わった。このままずっと稜線上に道があると予想していたが意外な結果だった。ただしもう笹はなく歩きやすい状態が続く。徐々に自然林や赤松が混じるようになり、熊棚を発見。おそらく今年のものだろう。熊がいても不思議な場所ではない。

 1460m峰を越えて緩やかに登った先が近江山山頂だった。意外にも小学校の学校登山の記念碑ありで、小学生でも登れる登山道が存在するようだ。おそらく近江山から北西に落ちる尾根上にあるのではなかろうか。ここは北側に少し樹林が開けて展望が得られるが、今日は雲が低くて遠くの山々は見ることができなかった。

 下りは計画通りこの先の肩で東に下る尾根を下ることにする。山頂で高度計を合わせて歩き始めるが、尾根分岐は明瞭な地形で、おまけに茸止め山の境界表示用の青い荷造り紐が尾根上に続いていて迷うことなく右へ折れる。この尾根の右側(南斜面)が赤松の止め山、北斜面は落葉広葉樹林だ。尾根直上は灌木混じりの個所があって歩きにくいのでやや北寄りの落葉樹林帯を迂回するように歩いた。

 荷造り紐は延々と続き、古くなってあちこちで切れかかってズタズタになり風にたなびいていた。体にまとわりついて藪のように鬱陶しい。静電気を帯びるのかズタズタに細く裂けた細い紐が手袋に張り付いて簡単には取れなかった。

 やがて尾根上の踏跡は凹んだ状態となり、さらに下るとその深さは数mに。でも今はそれほど人が歩いた形跡は感じられない。尾根末端付近は尾根が不明瞭になり猛烈な傾斜になり、やや傾斜が緩い左の谷地形に逃げて林道に降り立つ。林道斜面は茸止め山の警告と荷造り紐でこれまでと同様だ。

 林道から小横川川沿いの林道に降り立ち、駐車場所に向かって林道歩き。この付近は廃屋ばかりかと思ったら1軒だけ生活している家あり。表札からして陶芸家らしい。ここで通年生活するのは結構厳しいだろう。特に冬は。

 廃村の中に大きな木があり、解説板によるとサイカチの木とのこと。あまり聞かない種類の木だが江戸時代から自生しているようなので樹齢200年以上か。

 車に到着して着替えていると鉄砲撃ちの軽トラがやってきた。そう、もう狩猟の時期で藪屋にとっては危ない時期。気を付けてと言われても気を付けるのは私ではなくそっちの話だろう。できるだけ目立つ格好が望ましいが、私の山服は目立たない色だからなぁ。冬の低山用にカラフルなものを準備した方がいいかもしれない。

 今週は仕事でお疲れ気味で着替え終わってから日向に車を移動させてしばしお昼寝。通常の体調だったら次の山に向かうが今回はリハビリも兼ねているのでこれでおしまい。また明日頑張ろう。

 

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